多くのインターネット中毒者(Internet Addict)は、インターネットがやめられないことを自分の意志の弱さだと考えています。また社会的にもインターネット中毒は個人の精神力の問題に帰結すると考えられがちです。しかしインターネット中毒というのは、「意志」や「精神力」だけでは解決が難しい心の病なのです。治療のためには適切な診断・投薬が必要な「病理」であることを正しく理解しなければ、この病気の治療は始まりません。また、インターネット中毒の治療という非常に長い道のりを、孤独のうちに歩ききることができる人は多くありません。病気への正しい理解をもったパートナーがいなければ、大多数の患者は再び電子の海へと沈んでしまうでしょう。

紫蘇部とは、そうした重度のインターネット中毒患者が社会復帰を目指すために自主的に集い、互いに励ましあうことを目的とした、非営利の互助組織です。これはAA(アルコホーリクス・アノニマス)をヒントに作られました。そうです、アルコール依存症と同様に、インターネット中毒もまた、独りで立ち向かうには困難な病気なのです。

マウスを持つ手で、愛する人の手を握りましょう。モニターから眼を離し、美しいこの世界を眺めましょう。キーボードからそっと手を離し、仲間と楽しく会話をしましょう。
――われわれは、インターネット中毒という病と必ず決別し、社会復帰へと続く道を真摯に模索していきます。たった独りでは見つけられない治療への道も、愛する家族と信頼できる医師、そして、多くの仲間と共に活動していくことで、必ずや見つけることができると信じ、ここに紫蘇部を旗揚げいたします。